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映画祭が始まりました

3月18日、ブラで自分の誕生日会を終えてすぐに日本に帰り、
チーズショップのフェルミエさんで羊飼いの上映をして、
あれよあれよという間に、日本では春が過ぎて、
そして私はまたブラに帰ってきました。

今回のブラ行きはいつも仕事を手伝ってくれている
高校の後輩のアサオも一緒です。
彼女にとっては初めてのイタリアではじめての映画祭、
濃いい人間関係のブラでイタリア人に囲まれて、
すっかりかわいがられています。

日本はもう葉桜もすぎて、わさわさと新緑がゆれているころでしょうか。

ブラはついこの間までまだ寒い日が続いていて、
まるで冬のようだ、春はまだ来ないのか、
とみんながぶうぶう言っていたのがちょうど映画祭前日、
当日の4月21日になったらまるでお約束ごとのように、いい天気になりました。

今年の映画祭は、今まで市の主催だったものが、若者集団の「ブラチネテカ」に主導権が
移り、私の友人たちにとっては「チャレンジ」の年、その分気合いが入って、
音楽あり、コンペティション外の作品あり、新しい部門あり、
なんだか色々あるねえ、今年は、
というもりだくさんなプログラムです。

「ますさんのかぼちゃ」は木曜の夜10時からだから来てね、と色々な人に
招待を出しているのですが、
子供がいる人や、足下がおぼつかない老人たちには
ちょっと来るのが難しく、次の日の夕方の再上映に来る、という人も。。
なんせ毎晩夜の9時から本上映なのですから、「夜更かしをせよ」と言われているようなもので、
働いている人たちにとっては「つらい」フェスティバルです。

昨日も夜9時から開会式をやった後、6つの作品を上映して、その後午前0時半から近所のパブでオープニング・パーティー。
すでに2日目から皆寝不足状態で、大丈夫なのでしょうか。私も3時に床につきました。

でもうかうかうきうきしていられないのは、私の上映用DVDに問題があったことが
発覚し、急きょ作り直していること。
こんな時に「なんとかならないのか!」とみんながよってたかって助けようとしてくれるのが
ブラのいい所、夕方6時のブラの道で
私のカメラのコードやビデオテープを日にかざしたり、にらめっこしたり、
6、7人のイタリア人と私がわあわあせめぎあっている姿は
アサオによれば「映画みたいだった」とのこと。。
みんな、とっても一生懸命心配してくれたのです。

結局、写真屋のアルベルトに誰かが電話をしてくれて、
今朝彼がとなりの町の友達の所にテープを届け、
夜7時までに仕上げてくれるとのこと。。
DVDを作る方法さえ私がちゃんと学んでおけば、
(そして私のマックにDVD作成ソフトさえあれば..)
こんなことにはならなかったのに、
今回は片手おちでした。
でも上映10時、夜7時しあがりとは、本当にぎりぎりです。

ウルティモ・モメント、最後の瞬間まで、大丈夫かどうかわかんないのよ、
イタリアは!とプログラム配布スタンドにいるフランチェスカが笑い、
「そんな時は酔って寝た方がいいよ!」
と食前酒タイムにみんなに励まされ、きのうは開会式前に早速酔っぱらってしまいました。

ブラにいるとミノブは酔ってばっかリいるじゃないの、と冗談半分のヴァレンティーナも、
開会前まではあれがないこれがないと走り回っていたのに、
式にはばっちり着替えて、黒い花柄ジャケットに真っ赤な口紅、「まるで女優さんみたい」とアサオは感心していました。
ヴァレはほんとは変なヤツなんだけどね、むかし女優さんを目指していたんです。

今日から本番、という映画祭、チネマコルトinブラ、
私の作品は、もう後は見てもらうだけ、「ますさん」がちゃんと
ブラに来てくれればそれでいいんです。。と思っています。

チネマコルト恒例のお食事券で、今からお昼ご飯を食べに行ってきます。
今日は町はずれのお料理学校の食堂のようです。
2年前より予算が厳しいのか、同行者分の食事チケットがもらえなかったけれど、
2人で1人分を食べるくらいでちょうどよいでしょう。。

ではまた書きます!


脇山みのぶ

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